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               国際コミュニケーション学部では、英語・中国語を中心とした語学教育と、それらに関連する諸分野の教育とをあわせて、学部の教育の基本としています。しかしカリキュラムや時間割には出てこないもう一つの基本方針も持っているのです。それが「学生の読書推進・支援」なのです。この目標に沿って、国際コミュニケーション学部の教員は学生に読んでもらいたい図書を推薦することになりました。各自の専門分野にこだわらず、学生たちに相応しく興味深い図書を提示し、おすすめのポイントを付けました。 
                 世間では活字離れが指摘されていますが、国際コミュニケーション学部では「学生の読書推進・支援」を通じて、より総合的な国際人を育てようと全教員あげて取り組んでいます。「読書」は派手な行為ではありませんが、継続してじっくりと着実な成果を上げていきたいと考えています。  | 
            
            
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              | 若者のための政治マニュアル
                / 山口二郎著 講談社, 2008.11 | 
              
            
                井上先生
                  : 日本の政治の世界では、若者は常に年配者より冷遇されています。若者が政治に関心をもたないことで、どれほど「損」しているかがよくわかる本です。 
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              | メキシコからの手紙
                : インディヘナのなかで考えたこと / 黒沼ユリ子著 岩波書店, 1980.4 | 
            
            
               賀川先生
                  : この本は私が大学生のときに出合った本で、手に職があれば、日本人(外国人)でもメキシコ人とのこのような形で接触・交流・社会貢献ができるとの道筋を示してもらった、私にとっては忘れられない本です。著者は日本人バイオリニストで、2010年現在もメキシコで現地の子供たちにバイオリンを教えておられます。自分探しをしている最中にこの本を読み、才能はあるけれども貧しい子供たちにバイオリンを教えたいとの考えをお持ちで、しかもそれを実現された著者に強く心を打たれました。ボランティア精神ではじめられた音楽院ですが、現在では世界的なバイオリストを輩出するまでに至っています。2010年1月には「メキシコ音楽祭」が東京で開催され、先生である黒沼さんご自身とその卒業生が共演されたコンサートに行く機会に恵まれました。新たなバイオリンの音の魅力にはまると同時に、黒沼さんが長年メキシコの子供たちに尽くされてこられたことに敬意を表します。そしていつか自分も、別の形で、メキシコ人のために何かができるようになりたいと思っています。  
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              | 世界の日本人ジョーク集
                / 早坂隆著 中央公論新社, 2006.1-2009.3 | 
            
            
              |    神尾先生
                    : 本書は、世界が日本に向ける視線とジョークを取り出しています。読めば愕然とする点もあり、なるほど!と納得する部分もあります。逆にそれを諸君が外国を見る視線にしてみると別の風景が現れるかもしれません。  | 
            
            
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              | ヤノマミ
                  / 国分拓著 日本放送出版協会, 2010.3 | 
            
            
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                  神尾先生 : 書名の『ヤノマミ』とはアマゾン奥地にブラジル政府から保護区を与えられている部族の名称。意味は「人」。本書には「異文化理解」という言葉を超越した内容が記されています。非文明社会とはいうものの、そこにある「すさまじいまでの文化」を理解することが本当に可能なのか否かを考える一助となる本です。 
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              | ことばと文化 / 鈴木孝夫著
                岩波書店, 1973.5 | 
            
            
               小寺先生
                  : ことばと文化の関係を、日本語と英語の意味のずれを例に解説しています。ことばはそのことばを使用する文化の見方を映しますが、一つの言語しか知らない人はその見方が唯一のように信じています。その考えを打ち砕いてくれます。1973年に出版されて以来ずっと版を重ねている岩波新書の古典です。 
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              | なぜあの人は人前で話すのがうまいのか
                / 中谷彰宏著 ダイヤモンド社, 2007.12 | 
            
            
               寿山先生
                  : コミュニケーションの達人になるヒントが満載です。「自己紹介のうまい人、ダメな人」、「上手に伝えることのできる人、できない人」、「なぜあの人は話がうまいのか」、「なぜあの人は大勢の前で話すのがうまいのか」、「うまく話し方を学べる人、学べない人」など、その根拠や具体的な事例を挙げて説明しています。「考える人より伝えた人が夢を叶える」と中谷彰宏氏は言っています。 
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              | 生涯被告「おっちゃん」の裁判
                : 600円が奪った19年 / 曽根英二著 平凡社, 2010.6 | 
            
            
               曽根先生
                  : 読み書きも手話も出来ない聾唖の男性が600円窃盗容疑で起訴され裁判にかけられた。身振り手振りだけがコミュニケーション手段というおっちゃんに逮捕状の提示や黙秘権の告知が可能だったのか。はたして裁けるのか?裁くという意味は?600円が奪った19年間のルポルタージュ。コミュニケーションの意味やジャーナリストの目線を理解するのにも役立つ。 
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              | 心理学対決!フロイトvsユング
                / 山中康裕編著 ナツメ社, 2010.4 | 
            
            
               曺先生
                  : フロイトとユングは誰もが知っているように精神分析学や深層心理の巨匠です。本書は、この心理学の二人の巨匠生い立ちから主な理論を豊富な資料をビジュアルに提示し、比較対照しながら、非常に分かりやすく解説されており、読みこたえがあるはずです。 
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              | 中国語と近代日本 /
                安藤彦太郎著 岩波書店, 1988.2  | 
            
            
               陳先生
                  : 日本の中国語教育の歴史と日中文化交流を紹介する本です。やはり自分が勉強する学問の移り変わり、有名なエピソードを知ると、中国語の勉強はもっと面白く感じるでしょう。また、学習のテクニックもいろいろな物語から学べる。 
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              | 松井秀喜バイオグラフィ
                / 広岡勲著 : ディック・ベルチャー訳 IBCパブリッシング, 2008.7 | 
            
            
               西村先生
                  : 英単語1600語で書かれた読みやすい伝記です。これを読むと彼が少年時代から、いかに野球がすきであったかよく分かります。アメリカに渡ってからのことも書かれています。野球に関する英単語の注は便利です。 
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              | 国家の品格 / 藤原正彦著
                新潮社, 2005.11 | 
            
            
               長谷川先生
                  : 最近の我が国は、アメリカの価値観に踊らされているように思われる。武士道精神に見られる伝統的な日本の精神を見直し日本人としての誇りを取り戻すべきである。 
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              | 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
                / 米原万里著 角川書店, 2001.6 | 
            
            
               藤野先生
                  : 小学校と中学をプラハで過ごした著者の友人三人の数奇な運命。「青い海」を自慢していたリッツアはついに故郷のギリシアに帰れなかった。ルーマニア人のアーニャは崩壊した社会主義政権後に旧体制の後遺症に苦しむ。ボスニアに戻ったヤースナは民族の対立のなかで生きざるをえない。ヨーロッパ小国の過酷な変遷に翻弄される娘たちの物語。 
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              | ミミズのいる地球 :
                大陸移動の生き証人 / 中村方子著 中央公論社, 1996.4 | 
            
            
               藤野先生
                  : 地球上に登場して四億年の歴史を持つミミズは、その分布から大陸移動説の根拠となっている。ダーウィンの著書にもあるとおり、ミミズは生態系の一端を担っている。著者はシャベルを持ってアフリカ、ハワイ、ガラパゴスに調査に出かけ、小さなこの生物の生きざまを活写する。 
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              | 虫とけものと家族たち
                / ジェラルド・ダレル著 池澤夏樹訳 集英社 ,1983.1 | 
            
            
               藤野先生
                  : ギリシアのコルフ島に移り住んだダレル一家は、このエキゾチックな島の動物たちと過ごす。島の住民たちとの付き合いからおこる珍事件。卓抜したユーモアと優れた観察力で描く動物記。兄のラリーは作家のローレンス・ダレル。 
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              | ぼくのプレミア・ライフ
                / ニック・ホーンビィ著 新潮社 ,2000.2 | 
            
            
               Bonar先生
                  : 本家かつ元祖イングランドでの熱狂的なサッカーファンの自伝的日常。英国で百万部を突破。アーセナルにとりつかれてミリオンセラー作家となった男の魂の記録。あなたが女性で、近くにどうも理解できない男性がいるとしたら、彼が何を考えてるか、ちょっと覗いてみることが出来る本かもしれないですね。ぜひとも読むべきである。 
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              | 娘と話す地球環境問題ってなに?
                / 池内了著 現代企画室, 2006.2 | 
            
            
               松本先生
                  : 産業革命から始まった「地下資源文明」から太陽光や風力を利用する「地上資源文明」への転換が急務、と宇宙物理学者の著者は説く。ツバメの一家6羽は、一日900匹の虫を採らねばならない。それがむずかしい。近頃、地球がどうも住みにくいと感じるのは、むしろ弱小動物たちや物言わぬ植物たちかも。では、危機の原因を作った人類はどうすればいいのか。 
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              | 読書という体験 /
                岩波文庫編集部編 岩波書店, 2007.2 | 
            
            
               村田先生
                  : 自他ともに認める読書家たちが、読書の至福について語る。そこに示された著名な古典の数々。一度ひもといて、若き頃から読書の習慣を身につけたいもの。本書を通して、「読書しない人間撲滅運動」というようなものがあることを初めて知った。 
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              | 見えないアジアを歩く
                / 見えないアジアを歩く編集委員会編著 三一書房, 2008.4  | 
            
            
               守屋先生
                  : 文字どおり、ふつうには見聞きできないアジアを紹介しています。「辺境案内人」による写真付きのわかりやすい紛争地ガイド、というと怖そうかもしれません。でも、その土地でたくましく生きている人々がいるのも事実です。辺境から見える世界は「世の中を逆さまに見るくらい大きな転換があるにちがいない」、と編者は書いています。一度手にとって読んでみませんか。大学図書館に置いています。 
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              | オスとメス=性の不思議
                / 長谷川真理子著 講談社, 1993.3 | 
            
            
               吉川先生
                  : 書名はかなりHっぽいですが、内容はちょっとだけHです。人間も動物であるという視点から、現代社会のしくみの形成や男女間の恋愛心理のちがいを解明します。社会制度や人間の心理なども実は生物学的な基礎に深く根づいています。きっと社会・人間を見る目が変わりますよ。 
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              | 紛争の戦略
                  : ゲーム理論のエッセンス / トーマス・シェリング著 勁草書房, 2008.3 | 
            
            
                井上先生
                  : ノーベル賞を受賞したシェリングが50年も前に書いた古典ですが、今なおその価値が失われない名著です。内容は、ほとんど国際政治における交渉と戦略的行動の分析なのですが、国際政治だけでなく企業経営や地方自治から友達や家族との付き合い方まで、人間にかかわるさまざまな問題の解決への糸口が見つかります。ゲーム理論といわれる現代社会科学を支える思考方法の最適な入門書のひとつともいえます。   | 
            
            
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              | 山アラシのジレンマ―人間的過疎をどう生きるか
                / レオポルド・ベラック著 小此木 啓吾翻訳 ダイヤモンド社(ダイヤモンド現代選書) ,1991 | 
            
            
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				  賀川先生 : 大学生の皆さんは、「国際関係」と聞くと、どこかの国と国同士の交渉ごとだと思っていないでしょうか。実は国際関係も人間と人間との付き合いであり、その距離のとり方については、本書の例として登場するヤマアラシから得られるアドバイスも参考になりそうです。つまりこの本は、国際関係を心理的な側面から分析しようとする画期的な(?!)ものなのです。 
				   本書の題名である「ヤマアラシのジレンマ」とは、ドイツの哲学者ショーペンハウアー(Arthur
				  Schopenhauer)による寓話を基に、オーストラリアの精神分析学者フロイト(Sigmund	Freud)が考えた心理学用語を解説したものです。ご存知のとおり、ヤマアラシとは背中に長い針状の体毛が密生している小動物です。二匹のヤマアラシが、寒いからとお互いに近づこうとすると、体毛(とげ)が邪魔をし、暖め合うことが出来ません。二匹(または二ヵ国)でいるときに、お互いどれぐらいの距離を保てば、相手も自分も傷つかない、適当な距離が保たれるのでしょうか。国際関係を本格的に学ぶ前に、そして社会に出る前に、コミュニケーション能力を高めようとしている皆さんに1度読んでほしい本として紹介します。  
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              | 「万博」発明発見50の物語
                  / 久島伸昭著 講談社, 2004.12 | 
            
            
               神尾先生
                  : 今、フランスで日本文化があつい!と言ったら諸君は信じるでしょうか。 
      意味不明のまま外国である日本がカッコイイ、と言う外国人は少なくありません。その逆の日本人も同様です。現在、私は19世紀から20世紀の日本の文化形成とその発信方法を研究しています。その延長に同時期に開催された万国博覧会があります。国際社会への参加は文化交流を含めて展開してきました。本書はその博覧会に出品された発明品について詳解しています。 
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              | 英語習得の「常識」「非常識」
                : 第二言語習得研究からの検証 / 白畑知彦編著 ; 若林茂則, 須田孝司著 大修館書店, 2004.12 | 
            
            
              |    小寺先生
                  : 英語習得について巷で言われていることがどこまで本当なのかを科学的に検証しています。「第二言語学習は幼少期から始めないと遅すぎるのか」「幼い内なら日本人でも/l/と/r/
                  を聞き分けられるのか」といった問いに対し第二言語習得研究の知見をもとに検証した著書です。未だはっきりした結論が出ていない問題も多くあり、言語習得に関心のある方には研究題材がいっぱいです。  | 
            
            
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              | その幸運は偶然ではないんです!
                : 夢の仕事をつかむ心の練習問題 / J.D.クランボルツ, A.S.レヴィン著 ; 花田光世, 大木紀子, 宮地夕紀子訳
                ダイヤモンド社, 2005.11 | 
            
            
               寿山先生
                      : 幸運やチャンス、予期せぬ出来事に関する本はたくさんありますが、この本は他の本とは少し違い、「幸運は偶然ではない(Luck
                    is No Accident)」という立場で書かれている本です。キャリアや人生を前に進めるような予想外の出来事にどう対処していけば、本物のチャンスに変えることができるか、具体的な実例からその考え方を紹介しています。これからの生き方に参考になる本だと思います。  | 
            
            
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              | 限界集落 : 吾の村なれば
                / 曽根英二著 日本経済新聞出版社, 2010.4 | 
            
            
               曽根先生
                  : 二人に一人がお年寄りでコミュニティーが回らなくなった集落を限界集落という。全国に7878ヶ所、中でも中国地方が多い。小学校が閉校する。産科がない。夜間の救急病院がない。田んぼが荒れてフクロウが鳴かなくなった。一人暮らしや肩を寄せ合う老夫婦、日本最古の和牛の系統牛復活にかける男性。都会から新規就農でぶどう農家を目指す元パティシエらユニークな家族。中国山地の集落を3年間密着取材のノンフィクション。ゼミや卒論のテーマ探しにも有効。 
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              | エスノグラフィー入門
                : 「現場」を質的研究する / 小田博志著 春秋社, 2010.4 | 
            
            
              |    曺先生
                    : 文化人類学や社会学心理や福祉等の臨床現場などで広く使われている調査手法の一つとして、質的調査の代表的な方法論が「エスノグラフィー」です。本書は、質的調査方法論について、調査開始から論文の書き方などが実践的に解説されています。比較社会文化の多様な側面を質的調査する現場に関わるガイドと言えます。  | 
            
            
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              | 現代を見る歴史 /
                堺屋太一著 プレジデント社, 1987.9  | 
            
            
                陳先生
                  : 歴史学はときに実学ではない(つまりそれを勉強してすぐに使える学問ではない)といわれる。この一冊を読むと、歴史学はソフトパワーだけではなく、即戦力をくれる学問でもあることが理解できるでしょう。 
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              | 国際政治 : 恐怖と希望
                / 高坂正尭著 中央公論社, 1966.2 | 
            
            
               長谷川先生
                  : 国際政治を単なる理想論とか、きれいごとで考えるのではなく、人間のエゴというものをしっかりと見据えたうえで客観的かつ冷静に考察している。 
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              | 女性の品格 : 装いから生き方まで
                / 坂東眞理子著 PHP研究所, 2006.10 | 
            
            
               藤野先生
                  : 女性の社会進出が当たり前となった日本社会で、もはや古い型の「女らしさ」は求められない。「女性上位」の時代だからこそ、男性とは異なる価値観、新たな女性らしさを示さねばならない。公務員、外交官、大学長を歴任した著者が「礼状」「挨拶」などの振る舞いの仕方を具体的にアドバイスする。 
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              | 判断力 / 奥村宏著
                岩波書店, 2004.4 | 
            
            
               藤野先生
                  : 長いこと自分で判断する必要がなかった日本は、いま、内政、外交、経済など、あらゆる局面で独自の判断を迫られている。しかし、依然として外国に判断を任せる政治家、責任感皆無で判断できない経営者、外国理論たけを根拠とする経済学者がはびこる。経済評論家の著者は今こそ自分での判断力が必要と諭す。 
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              | 動物農場 : おとぎばなし
                / ジョージ・オーウェル作 ; 川端康雄訳 岩波書店, 2009.7 | 
            
            
               Bonar先生
                  : 「動物農場」は一般に社会主義者オーウェルがスターリニズムを批判した作品として紹介されるが、各地の貧民街、植民地ビルマやスペイン内戦などを実体験した作者による「権力のシステム」の描写は、結果的に単にスターリニズム批判に終わらず、どこの国でも存在する官僚社会・現代管理社会の姿を描くことに成功している。「おとぎ話」と銘打つだけあって非常に読みやすいが、心寒く味わえる寓話だ。 
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              | 絵画を読む : イコノロジー入門
                / 若桑みどり著 日本放送出版協会, 1993 | 
            
            
               松本先生
                  : 「見る」ではなく「読む」。芸術鑑賞は、感性のみならず知性も総動員して読み解く知的ゲームである。学ぶことは楽しい、と教えてくれる。楽しいからもっと学びたくなる。学んだ知識はすぐに忘れるし、忘れてもよい。大事なのは、一生の宝物になる学ぶ姿勢を身につけること。 
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              | 社会学入門 : 人間と社会の未来
                / 見田宗介著 岩波書店, 2006.4 | 
            
            
               村田先生
                  : 社会学の喜びは、「自分の生きている社会」を論理と実証を通して見ることにある。本書は、戦後の社会学研究に輝かしい足跡を残した著名な社会学者見田が、その講義ノートから構成したもの。読者は、著者が紹介した社会学の古典の数々に触れるとともに、今日の社会が抱える諸問題を実証的に研究しようとする思いを強くもつことであろう。
                     
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              | 宗教は国家を超えられるか
                / 阿満利麿著 筑摩書房, 2005.6 | 
            
            
               守屋先生
                    : 宗教と国家という、一見してとりつきにくそうな印象にもかかわらず、論旨はわかりやすいです。宗教的対立が世界各地で起きている現在、宗教と国家の関係を考えることはとても大事です。私たちが暮らす日本についてよく考えてみると「あ、そうか」と思わされる「宗教」に対する思い込みを取り払ってくれる、目からウロコの本です。
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              | 人は「話し方」で9割変わる
                / 福田健著 経済界, 2006.2  | 
            
            
               吉川先生
                    : 「会話は筋書きのないドラマである」は本書の一節。ドラマの主人公はあなたです。さて、「人間関係」というけれど、きっかけも発展もイザコザも破滅もそのほとんどは会話で成り立っています。ふだんの何気ない、あるいは難しさを感じているあなたの話し方をチェックしてみませんか。話し方が変わればあなたが変わり、人生もきっと変わると思いますよ。この本にはそのためのヒントがいっぱい詰まっています。
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